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「ある恋愛」のフィールドワーク報告(成功例)はじめます。

生き方 自分のこと 恋愛・結婚・夫婦 考えたこと・感じたこと バツイチ男と結婚するまでの話

二村ヒトシ著『すべてはモテるためである』のSkype読書会に関する参加者の皆さんの感想エントリを、楽しく拝読しました。この本、以前から面白そうだなーと思いつつ、未読のままなのです。

※ご注意※ 

このエントリはSkype読書会の感想記事から着想を得ただけであり、本の内容には直接関係ありません。


女子目線で語る『すべてはモテるためである』感想戦~恋の規制緩和で自分の中のモモレンジャーを圧倒的成長させたい - 太陽がまぶしかったから

 

ワカモノよ、恋をしよう!

感想戦のなかでも特に面白かったのは、(チェコ好き)さんのこちらの記事。


読書会を終えて『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』 - (チェコ好き)の日記

 

私の人生観の1つに「配られたカードで頑張るしかない」というのがあるのですが、世の中というのはもともと不平等にできています。だけど全員同じ条件で始まるカードゲームなんてつまらないし、もうなんかそれはしょうがないので、外見のコンプレックスも頭の悪さも年収の低さもほどほどのところで折り合いをつけて、あたえられたカードで勝負していくしかありません。我々は配られたカードを使って、各自フィールドワークに励み、蓄積されてきたところで互いに研究報告をすればよいのです。大切なのは、「この研究成果を報告できるのは自分しかいない」という自覚を持てるかです。事実、それはあなたにしかできない研究報告なのですから。(中略)

繰り返しますが、「この研究成果を報告できるのは自分しかいない」わけで、世界はあなたのレポートを心待ちにしています。

というわけで、各自現場にもどって、フィールドワークに励みましょう。続報を期待しています。

 

おおお、なんか、かっちょええ!

チェコ好き)さんの密かな一ファンとしては、恋愛についてこんな積極的なことを書かれるとはちょっと意外な気もしましたが、いやまったく、おっしゃるとおり!と思います。

既婚子持ちの四十路女である私は、ある意味「モテ」や「恋愛」の「卒業生」であり「傍観者」でしかないのですが、世の色々なブログやら何やらを読んでいると、「恋愛」のハードルって年々ものすごく上がっているのだなあということは何となく感じます。これに関しては、池田仮名さんの感想のなかで、「恋愛禁猟区」がSNSのなかにさえ広がっているというご指摘もありましたが、こういったことも関係しているのでしょうね。

でもやはり、既婚者の余計なお世話に過ぎませんが、「若者よ(もとい、若者じゃなくても)、恋をしよう!」と言いたい。もちろん人生は恋愛だけじゃないけれど、それは1対1のコミュニケーションの最良のレッスン方法のひとつだと思うし、そこから学べることも計り知れません。どんなにイタい失敗をしたとしても。いや別に、何かを学ぶために恋するわけじゃないけどね。読書会のなかでも「恋愛流通の総量を増やそう」という言葉が出たそうで、大賛成です。

 

「現在進行形の恋愛成功例」という矛盾

チェコ好き)さんの感想のなかに、こんな言葉もありました。

また、これも読書会で出た話ですが、この手の話題の問題点として、個人的な要素が強い分、「いい話(成功例)は表に出て来ない」というのもあります。まったく出て来ないわけではありませんが、いい話は秘密裡に進んでいることが多く、目立つのはどうしても失敗例になりがちです。だからなんというか、目に見えていることがすべてじゃないというか、抜け道はいくらでもあるというか……なかなか難しいと思いますが、もう少し「成功者の話」が聞ければいいのかも、なんて思ったりもします。でも成功者っていうのはつまりもうその問題はクリアした人なわけで、クリアしているから語る動機が生まれないっていうことにもなり、やっぱり難しいですかね。

これ、本当にそのとおりですね。

そもそも、「モテ」や「恋愛」の「成功例」って何なのか、という問題がありますよね。「モテるテクニック」を試して異性をとりあえず「狩る」ことさえできれば成功なのか、好きな人と両想いになって付き合い始めれば成功なのか、恋人同士の関係がある一定期間(たとえば1年)持続すれば成功なのか。個々人の考え方や恋愛フィールドにおける現在位置などによって、「成功」の意味も変わってくる。

突き詰めて考えれば、恋愛関係っていつかどこかで必ず終わります。別れればそこで終わりだし、一生ラブラブの熱愛カップルがいたとしても、いずれ死が2人を分かつ。この「死による別離」以外のすべての別れを「失敗」と捉えてしまえば、恋愛の「成功例」ってその人が死ぬまでわからないわけです。つまり、「現在進行形の恋愛成功例」というのは原理的にはあり得ません

だから、「私は恋愛で成功しました!」というノンフィクション・レポートにはなかなかお目にかかれない。恋愛関係の最中にある当人には、それが成功に終わるか、いずれ失敗するかはわからないから。仮に「私はいまラブラブ恋愛まっただ中で成功してます☆キャッホー\(^o^)/」的な浮かれたブログが悪目立ちすれば、あっという間に侮蔑と怨嗟と罵詈と嘲笑の対象になり、よほど強い心を持っている人でない限り、心折れてしまうでしょう。そういう意味では、現在進行形の「うまくいっている」恋愛をブログなどの公開の場で語ることは極めて難しい。うまくいかない恋や失恋を語るのは意外と簡単だし、多くの支持も集められるけれど。

そこで。私は敢えて、自分の過去の「成功例」を語ってみようと思います。

 

「過去進行形」の恋愛赤裸々日記

過去の「成功例」というのは、「私と夫が付き合い始めてから6年の紆余曲折を経て結婚するまで」を意味しています。オーソドックスに、「結婚」を「恋愛」のひとつの「ゴール」と仮定したうえでの「成功例」です。

もともと、夫と結婚するまでの話は、1記事かせいぜい2記事に分けて長めのエントリとして書くつもりでした。これは聞く人にとっては結構面白い話らしくて、特に職場の後輩の独身女子などに話すと「参考になった」とか「ドラマみたい」とか言われることが多く、まあブログの小ネタとしてはアリかな、と思っていたからです。もっとも、これだと単に「既婚者のよくある昔話」で、「あーー、また始まった」と思われても仕方ありません。

でも、今回はちょっと面白いことをしてみようと思っています。

 

夫と付き合い始めた2002年当時、私はライコスLycos Japan)のブログサービスで人知れず日記を書いていました。まだ「ブログ」という言葉さえ浸透せず、「Web日記」と呼ばれていた頃です(ちなみに、ライコスの前にも別のWeb日記サービスを使っていて、たしか1999年頃から書いていたと思います)。その後、Lycos Japanは楽天に吸収されて2003年8月にサービスを中止し(参照:ASCII.jp:Lycosブランドが検索サービスとして復活、稼働中)、ライコス上の日記はダウンロードして保存してあります。

夫との馴れ初め話を書こうと思いたって、最近久しぶりにこのアーカイブを再読してみました。自分でもどんなことを書いていたのか殆ど忘れていたのですが、そこには、「二度と結婚したくない」30代半ばのバツイチ男と付き合い始めてしまった、「是が非でも結婚したい」20代後半独身女子の葛藤が、ありありと、克明に書いてありました。

私はこれから、この過去の日記のなかで夫との関係について書いたエントリを、こちらにコピペしていこうと思います。つまり、その当時は現在進行形だった、いまから見れば「過去進行形」の恋愛日記を載せるということです。

 

最初のうちは、「過去の文章を再利用するなんてあり得ない」と思っていました。恥ずかしいというだけでなく、いまの自分の言葉に置き換えずに当時の文章をそのままコピペするだけなんて、手抜きにもほどがあると思っていたからです。

でも、何度も読み返すうちに、「これをそのまま使わない手はない」と心変わりしました。当時はインターネット利用者自体が少なく、Web日記の利用者も読者もまだまだ少なかった時代。「炎上」という言葉もなければ、一般個人がアフィリエイトで儲けるなどという手段もなかったので、多くの人が、自分の個人的な日常をただありありとWeb日記に綴っていました。そして御多分に漏れず、あの頃の私も、恋愛のことから、今なら確実に機密漏えいで引っかかりそうな業界の内部事情まで(さすがに固有名詞は載せていないけど)、そのときのありのままの思いをレリゴー状態で書きまくっていました。

 

たぶん、2015年現在でこんな赤裸々な現在進行形の恋愛話を書いていたら(まして、このはてなブログで書いていたら)、同情や励ましの言葉も沢山もらえただろうけれど、それ以上に心ない冷やかしや嘲りの集中砲火を浴びて自信を失い、彼(現夫)と別れてさえいたかもしれません。

でも当時は、私の日記に心ない言葉を投げつける人はいませんでした。読者が少なかったということもありますが、大抵の場合「読者=同じWebサービスの利用者」でもあったので、互いにどこか友人のように感じ、皆が理解と思いやりのある言葉を掛け合っていたからです。そういう意味では、あの当時のネット上の人間関係はずいぶんと牧歌的でした。

それだけに、いまここに再掲したら、進行形の恋愛が白昼堂々と赤裸々に綴られた日記として、新鮮に映るかもしれません。しかも、あの当時の私にとって、その恋はいつ失敗に終わるか知れないイチかバチかの賭けでしたが、数年後にはそれを実らせて結婚し、出産し、13年後のいまも夫とはそれなりに良い関係を維持して幸せな結婚生活を(少なくともこれまでは)続けているわけですから、これは希少な「成功例」でもあるのです。

 

恋愛フィールドワークの「成功例」をご紹介します。 

ライコス日記の文章はめちゃくちゃ小っ恥ずかしいです。ポエム化しちゃってるのもあります。「この文章に読者がどう反応するか」とか「炎上したらどうしよう」とか、余計なことはほとんど何も考えてませんから。

でも、いま載せたってどうってことありません。だってこれはしょせん「過去の私」の文章だし、どっちみちこの後うまくいったのだから、「現在の私」にとってはどう貶されても「そうだねー」といったところです。

もちろん、この先、夫とドロドロの泥仕合になり離婚するなんてこともあり得ます。人生万事塞翁が馬。まあ、そうなったらそれはそれで、どうぞ嗤ってやって下さい。

 

ちなみに、ライコス日記は2003年8月までなので、それ以後のWeb日記はありません。実は、ライコスの後に「マイぷれす」というブログサービスを使っていて、2004年あたりまではそこでも引き続きあれこれと恋愛日記を書いていたのですが、恋愛関係が安定して仕事も忙しくなりすっかり放置していたら、メールでの事前連絡もないままにサービスが終了し、データが全て消えてしまったのでした(これはかなりショックでした…)。

したがって、ライコス日記後~夫と結婚するまでの話は、紙の雑記帳にもつけていたメモや記憶をもとに書くつもりですが、たぶん、ライコス日記のライブ感の方が、読み手にとっては面白いだろうと予めお断りしておきます(^_^;)

 

それでは、次回から、「(過去)進行形の恋愛フィールドワーク成功例」をはじめます。

 

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