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【2002年11月28日の日記】事件

※ご注意※こちらは、夫と13年前に付き合い始めてから6年を経て結婚するまでの「バツイチ男と結婚するまでの話」というシリーズものであり、本エントリは2002年11月28日当時のWeb日記の内容をそのまま掲載しています。詳しくは以下の一覧をどうぞ。


バツイチ男と結婚するまでの話 カテゴリーの記事一覧 - 街場のワーキングマザー日記

 

昨日は一人でのんびりと美術館&映画を観に行きました。上野公園の木々がキレイに紅葉&黄葉していて嬉しかったな。

その後、日課どおりカレと電話をしていた際、ちょっとした(でも大きな)事件が発生。事件とは? カレが、自分の言動を心から反省し謝罪したこと。

 

ラブラブメールを送ってきたのはせいぜい最初のひと月くらいのもので、それ以後、カレはいっつも減らず口をたたきます。私に対して「とうが立ってる」だの「バカ」だの「(毎日電話して欲しいくせに)電話してくんな」だの「で、俺達いつ別れるわけ?」だの。酷いでしょ。そりゃあ、日本人男性は西洋人男性(二人付き合ったことアリ)と比べて言葉足らずだけど、それにしても今時珍しいよね。明治時代かっつーの。

こういう言葉の数々はもちろん半分冗談であり甘えなんだけど、あんまり言われると悲しくなるし、カレの気持ちを疑ってしまうし、仕舞いには腹が立つ。当然です。で、ときには半分本気で怒るときもある。そのうち10回に1回くらいは「そうだよね、酷いよね、ゴメンね」とカワイらしく(いや、髭面のオッサンですけどね)謝ることもあるけど、結局最後は「しょうがないじゃん、俺はこういうヤツなの! イヤなら別れればっ!」と(あくまでも少しカワイく)開き直り、お互いまた冗談でお茶を濁してジ・エンド。 翻訳の師匠のBにもカウンセラーにも、「愛して欲しいってことの裏返しなんだから、真に受けて落ち込んだりする必要は全く無いよ」と言われたし、自分でも頭ではわかってるけど、彼の孤独癖を考えると自信がなくなって悲しくなる。愛情に飢え、親の愛を得たいがために賢明に優等生をしていた頃の古傷が疼いて、ネガティブな言葉には人一倍弱い。

 

で、昨日の電話。 カレは携帯電話を持たない主義で、元カノとも携帯電話を買う、買わないでケンカになったことがあるらしい。今はどうせ大抵家にいるし、待ち合わせのときはカレが公衆電話から私の携帯にかけてくるから、私は別にかまわないけど。 でも、最近お兄さんの会社の仕事が本格的に始まり、役所だの税理士事務所だの銀行だのに出掛けることが多くなったので、お兄さんから「仕事のときに連絡がつかないと困るから、携帯電話を持て」と言われたらしい。仕事だから仕方ないし、費用は会社持ちだしということで、カレも渋々受け入れたとのこと。

 

 

私「ふうん、でも、待ち合わせの時とか便利だし、嬉しいな♪ 番号わかったら教えてね。」

カレ「何言ってんの、仕事以外でなんかゼッタイ持たねーよ。おまえのためにわざわざ持つか、バカ!」

私「(また始まった…と思いつつ)んも~、何でそゆこと言うわけ? 待ち合わせのときくらい、いいじゃ~ん!」

カレ、しばらく減らず口をたたき続ける…が、

「…そーゆーわけで、今度からケータイ持つからな!」

私「(怒)ふーん、で、何だって言うの? あたしには関係ないわよね、仕事以外では使わないんだもの。別に番号も教えてくれなくていいから。はい、この話はおしまい!」

カレ「(何本気で怒ってんだよォ、と駄々をこねる感じで)え、いや、その…マチ子ちゃん? なんでそんなつれないこと言うの? 待ち合わせのときとか便利だよお。なんかサ、なんでそんな偉そうなわけ? なんかヤな感じっ」

 

私はブチ切れました。ここはイッパツこらしめておかにゃーイカン!!!!

「(怒りの沈黙5秒経過後)……あんたねえ、いい加減にしなさいよ。たまには自分の発言にきちんと責任持ったら? あたしが『携帯持ってくれると嬉しい』って言ったのに『うるせー持つかバーカ』とか言ったのはそっちのほうでしょ。減らず口叩かれるたびにツッコミ考えるのも疲れるのよ!!!!」

 

急に弱気になったカレ。

「うん、俺いっつもワケわかんないことばっか言ってるよね。マチ子だって傷つくよね。ゴメンね…」

あらあら、シュンとしちゃってるよ、このヒト。

私「(ちょっと優しく)どうしちゃったの、珍しく素直じゃない」

カレ「うん、いや、今すごい反省した…ゴメン…」

 

あまりの素直さに思わず狼狽してしまった私。

「じゃ、番号わかったら教えてねっ♪ あたしドコモだから、ドコモだといいなー♪」

カレ「(とってもカワイく)うん、頼んでみるね。ほんとはサ、俺ケータイ持つのイヤだけどサ、出先でも連絡とれるからマチ子も喜んでくれるかな~と思ってOKしたの。マチ子嬉しい?」

私「(何事もなかったかのように)うん、嬉しい♪」

 

ヤツは36歳のオッサンです。ハッキリ言ってバカです。男なんてそんなもんだけど。(ごめんなさい、男性読者のみなさん!)

あ~、こんな男のバカさ加減に付き合って優しくフォローなんかしちゃってあげてる私も相当バカ!! お人好し!! B師匠に、「マチ子は情が深いのが命取りだ」と言われたけど、返す言葉もございません…何やってんだろ…。

 

でも、いつもカレの減らず口を甘んじて受け続けて自ら「男女間の主従関係」を招いていたのは私の失策。今回、初めて本気で強く出て、カレもきちんと反省したことで、その主従関係を払拭できました。

そして何より、今回のことでひとつハッキリ確信できたことがあったの。 別れるのが怖いのは、私よりもカレの方だということ。

昨日だって、ホントはカレを誘うのが普通なんだろうけど、なんか一人で行きたかったんだよね。で、久々に一人でプラプラして、「あーー、今カレと別れても痛くも痒くもないかもなーー。週末はこうやって自分のやりたいことやったり受験勉強に勤しんだりして、じゅうぶん充実した生活送れるだろうし、カレの言動にモヤモヤしなくて済むし、エッチできないことでヘンな劣等感抱く必要もないし(←四十路注:卵巣出血後しばらくは再発のおそれがあったため、特に排卵期前後のセックスに注意するように、と言われていました)、家族との確執も解消されるもん、よっぽどラクじゃーん」と思ってしまった自分がいたりもして。

 

カレも、私のそういうどこか冷めた部分を察知して不安になってるのは何となくわかってた。私の職場にメールしてくることなんてそんなになかったのに、ここのところ毎日、甘えん坊なメールをしてくるから。 今回のことで、私のある種の冷徹さとカレの不安が顕在化した。主従関係が払拭されたというよりも、逆転したと言った方が正しいわね。

あ~、なんかラクになった! 女は怖い、と思われるてるかもね。ハッハッハ。 私の情の深さにつけこんで甘えまくっていた貴方が悪いのよ。

貴方の弱さを100%引き受ける気なんてさらさらない。私の弱さを100%引き受けてもらうつもりも無論ない。誰かが誰かの弱さを100%引き受けることなんて、不可能なんだから。

先のことはわからない。 私は今、確かにカレを愛してるけれど、この先どう転ぶかはわからない。 もう、どう転んでも怖くない。

 

んで。 今日はね、元彼とフレンチです♪ 白金のラビラント。食通のカレも太鼓判のお店で、ビジネスマン時代はよく通っていたらしい。元彼と私のあいだにやましいことは何もないってカレも知っているし、だからこそ正直に申告してあるんだけど、やっぱり不安だろうね。

やーい、不安がってろ!!(性格悪ぅーー)

 

 

四十路マチ子のコメント:

ハイ、しょーもない痴話ゲンカです。

アラサーマチ子、強くなってきましたね。その調子!