読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「受けとめまくります」と言える人でありたい

ご無沙汰しています。

 

最近、珍しく仕事でちょっと困っています。

「最近」といっても、実はずっと潜在していた問題が、ここに来てクローズアップされてきただけなのですが。

 

2年前に転職したことはこちらのエントリで書いたとおりですが、うちの職場、実は2人しかいないんです。

つまり、ボスと私、以上。

ボスが独立するのと同時に採用したのが、私でした。

 

ボスはちょっと行き詰まっています。正直ピンチです。その打開策をどうすべきか、おそらく本人も模索しています。

でも。何か根本的なところで、ひとに頼ろうとするんですね。その「ひと」の筆頭は、もちろん目の前にいる私です。

 2人だけの職場なのですから、頼って下さるのは当然のことで、私もできるだけの手助けをしたいと思っています。でも、彼は経営者なわけですから、自分がどんな客に向かって、どんな仕事をしたいのかといった一番大事なところは、自分でしっかりと言語化できていなければいけないでしょう? それを怠り、誰かにかわりに言語化してもらおうとしているわけです。私に限らず、誰かが何か言ってくれること、決定的な打開案を出してくれることを待っている。直接的には何も言わないけれど、それがありありとわかる。これまでも、肝心なところで決断を委ねてくることがよくありました。

実は、私なりの考えはあります。おそらく、彼自身がぼんやりと考えていることよりは、建設的で具体的な考えだろうという自信はあります。

でも、私は経営者本人ではありません。もちろん、質問されれば意見は言うけれど、一番大事な理念の部分で他者に依存するようでは困る。そこは、どんなに拙くても、まずは自分の言葉で言語化しようと努力して欲しいのです。

小出しにアドバイスはしています。「こういう仕事に向いているのでは?」とか、「まずは、ご自分でプランを紙に書いてみてはどうですか?」とか。でも、「うん、そうですよね…」と言いながら、結局は腕組みしているだけ。ダメだこりゃ。

 

「さっさと転職すれば?」と思われるかもしれませんが、まあこれも乗りかかった舟です。私なりに最善を尽くして、それでもダメなら見切るしかありませんが、どうすればボスの目を覚ますことができるのか。一発ガツンと言って突き放すべきか、私のアイデアをホイホイと売ってやるべきか(←でも、これをやると甘えてくるのは明白)?

 

そんなこんなで悶々としていた今日この頃ですが、先日、この悩みを初めてボスの知人のWさんに打ち明けました。

Wさんはボスの前の職場の元スタッフで、ボスとは飲み仲間。たまに無償で諸々のお手伝いをして下さっています。とても信頼のおける方で、たまに会うだけですが、私もすっかり打ち解けています。

これまでは、ボスと付き合いが長く仲良しの彼に、ボスの愚痴を言ったことなんてありません。でも、1対1の関係だと第三者の視点がなく、私自身の考えや、やっていることが正しいのかどうか自信も持てないので、やむなくメールで相談してみたのです。

 

そうしたら。Wさんから、速攻で「明日ランチしましょう」とのお返事が。職場は遠いのに、わざわざ来て下さるというのです。

お言葉に甘えて、ぜひWさんの知恵もお借りしたいとお返事したところ、返信の最後を標題の言葉で締めてくれました。

 

受けとめまくります」、と。

 

うわーん、なんて頼もしいんだろう!

なんて見事な信頼感と責任感の表明だろう!

 

あ、恋愛的なソレではないですよ、全くもって。Wさん(私より3つほど年下)も妻帯者ですし。

でも、恋人でも親友でもない知人程度の関係の相手に、「受けとめまくります」と言い切れる。それって、すごくカッコイイですよね?

困っている相手のSOSを、正面切って受け入れる覚悟を明言する。これこそ「大人」の態度だ、と思います。

 

その翌日、約束どおりにランチをして、色々と有益なヒントや助言を頂きました。冷静で分析力の高いWさんは、長年付き合いのあるボスと、これまで度々仕事を通して関わってきた私のそれぞれの特質や性格を考慮に入れて、とても中立的かつ実際的なアドバイスをして下さいました。

結局のところ、ボスが主体性がないのは今に始まったことではなく、転職を視野に入れるなら今から動いた方がいいという、身もフタもない結論に至ったのですが…それについては、また改めて。2015年は、色々な意味で、個人的に激変の年になりそうな予感です。

 

いずれにしても。

誰かが困っているときに、まずは「受けとめまくります」と言える。私も、そんな心強い人間でありたいと思います。