手紙

マチオ

 

10歳のお誕生日おめでとう。


お祝いに5000円分の図書カードを送ります。

本屋さんで、お店の人にこのカードを渡して本を買って下さい。お財布に入れてなくさないように気をつけて。どの本を買うか、あと何円分残っているか、引き算して、よく考えて使って下さい。


毎日楽しく、そして正しく過ごしていますか。

きちんと勉強やお手伝いをしていますか。


お母さんはいま、お父さんとまた裁判所で調停をしています。マチオが成長していくために必要なお金を、お父さんにどれだけ払うか決めるためです。いくら払うか決まったら、毎月お父さんにお金を送ります。


お母さんは、今もこれからも、人や社会のために働いて、働いた分だけお金をもらい、マチオを育てるためにお父さんに送ります。これが、マチオの親としての、お母さんの役目です。(役目という言葉の意味がわからなかったら、辞書で調べてね)


マチオは、お母さんやおじちゃん、おばちゃんではなく、お父さんと暮らすことを自分で決めましたね。そして、もうお母さんたちに2度と会いません、さようならと、はっきり言いました。


マチオが自分で決めたことだから、お母さんはそれでかまいません。お父さんのところで、よく勉強し、大きく、そして賢く成長して下さい。

 

 2019年某月某日

街場マチ子

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そして先日、養育費の金額が決まり、調停の申立てから調書作成までの7ヶ月分と今月分を支払いました。弁護士さんの成功報酬も今月中には払わなくては。