【2003年1月6日の日記】円満(?)解決

※ご注意※こちらは、夫と13年前に付き合い始めてから6年を経て結婚するまでの「バツイチ男と結婚するまでの話」というシリーズものであり、本エントリは2003年1月6日当時のWeb日記の内容をそのまま掲載しています。詳しくは以下の一覧をどうぞ。


バツイチ男と結婚するまでの話 カテゴリーの記事一覧 - 街場のワーキングマザー日記

 

読んでくださっている皆々様、遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします! 年末年始はバタバタしていて、なんだかんだで日記の更新が遅くなってしまいました。

 

さて、ご心配おかけしているカレとの一件ですが、無事解決いたしました!!

昨年末の29日、予備校のあとにカレの家へ。何の連絡もせずに行き、「ただいまぁ~!」といつものように勝手にリビングルームへ。

PCに向かって平静を装いつつ仕事を続けるカレ。

彼(ニヤッとしつつ)「あれ、もう来ないんじゃなかったの?」

私「来ないなんて言ってないもーん」

彼「ふうん、そおだっけ」

私「ね、ここ(私が座っているソファの隣)に座って! ちゃんとお話するの!」

彼「ん、んーー」(シブシブ座る)

 

で、女の気持ちがまるでわからないおバカなカレにもよ~くわかるように、きちんと説明しました。あなたは一応謝ってくれたけれど、とにかくあなたが思った以上に私は傷ついて立ち直れなかったんだということ。言ったことを撤回してほしかったけれど、更に酷いことを言われそうで恐かったので、口に出せなかったこと。結局、どうしようもなくて帰るしかなかったこと。「こっちからは絶対連絡しない!」と思ったけれど、あなたのことだから絶対に自分から謝ってきたりはしないだろうから、自分から連絡することにしたこと。

カレは、うんうんと聞いてくれました。

私「ね、私から連絡来なかったらどうするつもりだったの?」

彼(聞き分けのない子供みたいに口をとがらせながら)「どおするって…わかんないよ、そんなのぉ」

私「わかんないって言っても、何かしなくちゃどうにもならないでしょ? このまま別れることになったかもしれないんだよ?」 

彼「そこまでは思わなかったもん…」

私「でも、私がこうして来なかったらそうなったかもしれないんだよ。でも、このまま別れちゃったら私は悲しいなあと思ったの。A(カレのこと)は悲しくなあい?」

彼「そりゃ悲しいよ」

私「そうでしょ? だから私はこうして来たわけ。一番大事なのは、どっちが悪いとか悪くないとかってことじゃなくて、これからも一緒にいたいってことだから」

彼「ん、マチ子、エライ!!」

私「エライってあんた…(苦笑)いや、確かに我ながらエライと思うけどね!(爆)でもね、ただ元通りになるだけじゃなくて、きちんと話し合わなくちゃいけないと思ったわけ。いつか似たようなことが起きたときに、また同じことを繰り返したくないじゃない? 

Aの『悪気のない言葉の暴力』は不治の病みたいなものだし、言ってしまったものは仕方ないけどね、大切なのは、暴言を吐いてしまった後にどうフォローするかってことでしょ? 私はこれからもずーっとAと仲良くしていきたいからね、お互いどうすればよかったのか考えて、この次にフィードバックしていきたいの。で、この一週間、どうしたら今後に生かせるのか、どうやってAとお話しようかずーっと考えてたわけ」

彼「マチ子、さすがカウンセラー志望だなあ。でもオレ、誰と付き合っても毎回こんなんだもん。一度カーッとなると、もうどうしていいのかわかんなくなっちゃうんだよ」

私「うーん、カウンセラー志望と関係あるかどうかはわかんないけどネ。私だって、あのときはどうしていいのかわからなくなっちゃったんだよ。でも、お互いもうちょっと相手の立場になって、言葉を補い合えばよかったんだと思うの。

あのとき、Aがあと二言三言『ひどいこと言ってごめんね』とか『あんなのウソだからね』とか言ってくれたら、私、気が済んだんだよ」

彼(すかさず私の膝に手を置き)「あんなのウソだからね、ゴメンね」

私「うん、そうそう、そう言ってくれればよかったの。でね、私も、自分の気持ちを勇気を出してきちんと言えばよかったんだと思うの。今度こういうことがあったら、もうちょっと上手く解決できるといいね」

 

彼(ソファにダラ~っともたれて手足をジタバタしつつ)「オレ、こういうの治るのかなあ。一生治んないよぉ」

私「変わらない人なんていないもん。ちょっとずつ良くなるってば。ほら、マチ子がいるし!!」

彼「ウン…」

私「よし、言いたいことはきちんと話したよ! なんか他に言いたいことある? ん?」

彼「ウーン、ない。あ、ある。あのさ、ちょうどジム行こうと思ってたんだけどサ、今行ったらまた怒る?」

私「ん、いいよ。私は勉強してるから。行ってらっしゃい」

 

……というわけで、話し合い(?)は無事終了し、カレはフィットネスジムに出掛けたのでした。

3時間後、わざわざ2つ離れた駅にある美味しいパン屋さんでバゲットを買い、チーズやらシャンパンやらデザートまで買い込んで帰宅したカレ。いそいそとシャンパンを注ぎ、いそいそといつもよりちょっと豪華なディナーを作ってくれました。(笑)

まったくもう、コドモなんだから~!

  

四十路マチ子のコメント:

ハイ、アラサーマチ子の主導により、なんとか解決しましたよ。良かったね!!

悪癖は治りにくいです。これが言葉ではなく、DVなどもっと深刻な人格障害的なものだったら、付き合い続けるのは難しかったかもしれません。

でもとにかく、私は自分にできるだけの努力はしようと心に決めました。心に決めて、根気よく夫の悪癖と向き合い続けました。2002年12月20日付の日記のコメントでも触れたように、夫の減らず口や暴言は少しずつ減っていき、今ではこんな言ってはならない暴言を吐くなんてことはありません。付き合い始めた頃とくらべたら、驚くほど穏やかになったと思います。

人って、いくつになっても、ちゃんと変われます。本人に変わりたいという意志があり、周囲が本人を信じていれば。本当ですよ。「変われない」と思い込んだら、そこで終わりなんです。