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【2002年12月24日の日記】自分史上最悪クリスマス

※ご注意※こちらは、夫と13年前に付き合い始めてから6年を経て結婚するまでの「バツイチ男と結婚するまでの話」というシリーズものであり、本エントリは2002年12月24日当時のWeb日記の内容をそのまま掲載しています。詳しくは以下の一覧をどうぞ。


バツイチ男と結婚するまでの話 カテゴリーの記事一覧 - 街場のワーキングマザー日記

 

カレに、あまりにも心無いことを言われた。セックスの最中に。私は大半のことはこの日記にぶちまけてしまうけれど、いくらなんでも書けないくらい酷い言葉。女を侮辱するにもほどがある言葉。たとえ本当のことだとしても、絶対に相手を目の前にして言ってはならない言葉。カレはほんの軽口をたたいただけのつもりだったんだろう。でも、あんなこと言われたら、もう一生誰ともセックスできなくなる女だっていくらでもいるだろうってくらい酷い言葉。

 

カレは謝った。でも、「本当に申し訳なかった」というよりも、「そんないつまでもムスッとしてんなよ、早く機嫌直せよな」というニュアンスだった。その証拠に、「ねえ、もういい加減仲直りしようよ、ね?」と言った。

仲直り? 仲直りっていうのは、ケンカして、お互いに相手にひどいことを言ってしまったときに互いを許しあうことでしょう。私、何もあなたにひどいこと言ってない。売り言葉に買い言葉、という状況で出てきた言葉じゃない。あなたが言ってはならないことを言った、ただそれだけ。

早く機嫌を直せるような言葉じゃなかったよ。立ち直れなかったよ。時間が経てば経つほど、その侮辱的な言葉の重みが増してきたよ。あなたは謝ったけれど、その言葉を撤回もしなければフォローもしなかったから。

 

カレを許すとは言ったものの、私は立ち直れなくていつまでもソファにうずくまっていた。そうしたら、カレは私を放置して仕事をしはじめた。仕事が終わったあとは、キッチンの大掃除をはじめた。 自分で許すと言ったんだから、いつまでもふてくされていちゃダメだとは思った。思ったから、掃除を手伝いはじめた。でも…やってるうちに「あたし何カレの機嫌とってんの?」という思いがこみあげ、掃除どころじゃなくなった。 そうこうするうちに4時間経過。

「ねえ、いつ掃除終わるの?」

「なんで?」

「なんでって…私、放って置かれてるから」

「だって、いつまで経っても不機嫌なんだもん。オレはどうすればいいわけ? 何もできないでしょ?」

 

そうなのかもしれない。あなたの言うことは正論なのかもしれない。自分で「許す」と言ったんだから、その後は何もなかったかのように明るく振舞うべきだったのかもしれない。

でも、私はどうしてもそうできなかったの。あなたがその言葉を撤回してくれないから。どうして「あんな酷いこと言って本当にごめん」とか「そんなことないからね、気にしなくていいからね」とか言ってくれないの? 

心の中でそう叫びつつ、カレには言えなかった。カレは、一度酷いことを言ってしまうと、ムキになって更に酷いことを言ってしまう人間なのだ。「どんなに酷いと言われたって、本当のことだもん、否定はできないよ」ぐらいのことを言われてもおかしくない。本当に、そういう人なのだ。自分でもいけないとわかっているのに、どうしても全面的に謝罪するということができない大バカ野郎なのだ。

 

もうどうにもならなかった。これ以上どうしようもなかった。何かやり方があったのかもしれないけれど、私はもういっぱいいっぱいだった。

「私、今日は帰るね」

「ふーん、そう」

そして、私はカレの部屋を出た。カレが一晩かけてつくった牛タンの煮込みも私が買っていったケーキもカレにあげたクリスマスプレゼントも全てを後にして。

カレは引き止めなかった。掃除を続けていた。

 

帰途、伊東屋で売っている家計簿が買いたかったので銀座に寄った。カップルや家族でごった返すクリスマスイブの銀座。惨めな私。 家に着くと、両親がいた。昨夜カレのところに泊まる予定だったということは2人とも知っていた。でも、両親は何も言わなかった。「3人揃ってるんだし、たまには外食にでも行こうか?」父の提案で、食事とカラオケに行った。家族は有り難いなあ。

私が去った後、カレは後悔の念に一人で苦しんでいたことだろう。部屋の電気もつけずに泣いていたかもしれない。容易に想像がつく。本当に、どうしようもなくバカなのだ。

 

カレにとって、こういうことは初めてじゃない。私の前に付き合っていた彼女にも許しがたい暴言を吐き、結局は捨てられている。きっと、こんな状況だったんだろう。元彼女の気持ちがよくわかる。 ちなみに、元彼女に言った一言はこんなのです。

「私、妊娠したかもしれないの」

「オレの子供じゃないかもしれないだろ?」

捨てられて当然です。「あんな酷い仕打ちをしたんだから、少なくとも10年は誰とも付き合うな。一人で苦しめ」というようなことを言われたらしいけど、それも当然です。ちなみに、今回私が言われたことも、これと匹敵するぐらい惨い言葉です。

まだ私達が友達同士だったころ、カレは自分の罪の重さと彼女の言葉に猛烈に苦しんでいました。彼女と別れてから既に2年が経っていたけれど、「オレはあと8年は誰とも付き合っちゃいけないんだ、それぐらい酷いことをしたんだ」と言っていました。ねえ、また同じことを繰り返すの?

 

一晩経ったけど、まだ何も連絡してきません。私からは絶対にしません。どうしてもカレのほうから連絡がこなかったら、翻訳の師匠に事情を説明してカレを説得してもらうけど、それだって随分カレを甘やかしていると思う。

まったく、何であんなバカが好きなんだろ。 本当にバカでバカでどうしようもないよ。みなさん、どうぞhappyなクリスマスをお過ごしくださーい!!

 

 

四十路マチ子のコメント:

さてさて、大変なことになりましたね。これ、ドラマとか漫画に出来そうですね。

そこの独身女子(男子)のあなたなら、こんなとき、どうしますか?