【2002年6月24日の日記】恋してるみたいよ

※ご注意※

こちらは、夫と13年前に付き合い始めてから6年を経て結婚するまでの「バツイチ男と結婚するまでの話」というシリーズものであり、本エントリは2002年6月24日当時のWeb日記の内容をそのまま掲載しています。詳しくは以下の一覧をどうぞ。


バツイチ男と結婚するまでの話 カテゴリーの記事一覧 - 街場のワーキングマザー日記

 

なんのかんので、もう10日も日記書いてないのね、あたし。 なんかね~、忙しいのと、胸がいっぱいなのとで、日記を書く余裕がありませんでした~。ん? なんで「胸がいっぱい」かって? 実は私、新たな恋をしているようなのです。

「ようなのです」ってのはね、人に指摘されるまで気づかなかったから。(爆) すごい間抜けよね~。でも、「本当はわかってたけど、自覚するのが怖かった」と言ったほうが正確かな。

 

相手は、以前の日記にも書いている、翻訳学校のクラスメイト(A)。ある日、クラスの先生(B)からこんなメールが来たの。

ところでさぁ、昨日の飯会で感じ取ったことがあるんだけど。 (注:授業の後にみんなでゴハンを食べに行くことを、「メシ会」と呼んでるの) マチ子、Aのこと“好き”なんじゃない? そういうのって、B、敏感だから、わかっちゃうんだよ。(笑)

もし“好き”なら、Bに遠慮する必要なんてないぞ。(あるわきゃない!:笑)

結婚はしないにしても、恋人として付き合ってみたら?

Aは、「マチ子、やらしてくんねぇかなぁ」と、それしか言わないんだけど、 内心では、きっとマチ子のことが“好き”なんだと、Bは確信してる。 Bは、応援するぞっ!!

 

このメールを読んだとたんに、心臓がバクーッっとして頭がクラッとなってしまったの。「あーー、やっぱあたしAのこと好きなのね~」と認めざるをえなかった。

Aと私は、知り合って1年と少しなのに、なんだか10年来の友人みたいに仲良し。Bと3人でいろんな話をしてるから、お互いの過去も性格も良くわかってるし。以前から、みんなに「2人って見た目も性格もお似合いなのに~」とか言われてはいたの。

でも、最初のうちはほんとに恋愛感情なんてなかった。私は元彼と付き合ってたし、Aは離婚後に付き合っていた元彼女とのことを引きずっていたし。お互いに相手を特別な存在と意識しはじめたのは、たぶん今年に入ってからかな。だからといって、付き合おうとは思っていなかったけど。

 

2人の距離が近づかなかった最大の理由は、ズバリ、私の結婚願望。 私がものすごーく結婚したがってることも、結婚相手にはある程度の経済力(別に、普通のサラリーマン程度でいいんだよ。子供の養育費がかかるもんね)が不可欠だと思っていることも、彼はよ~くわかってる。

でも、彼はバツイチのうえに、もう2年も無職の独身貴族生活を送っているの。以前の仕事では、ドイツに駐在してフェラーリを乗り回し、奥さんとパリで200万円使ったり・・・という豪奢な生活してたらしいんだけど、イロイロと思うところがあって、全てを捨てたという過去の持ち主。そんな人だから、私の結婚願望は大きな壁になっていただろうし、私にとっても彼の過去&今の生活が大きなネックだった。

でも、貯金が底をついてきたせいもあると思うけど(^^;、彼は「オレ、そろそろまた仕事はじめよっかなー」と言ってるの。それに、クラスのみんなでゴハンを食べに行ったときに、BとAが小声でこんな会話をしてた。 「A、妻子を養うんだろ、がんばれよっ」 「うん、がんばんなくっちゃなー」 ・・・それって、私と結婚する気があるってこと?? 期待しちゃうよぉ~!! ・・・でも・・・期待するのコワイ・・・。 だめね、恋愛を怖がったりしてちゃ。はうぅ・・・。

そんなわけで、ようやく恋愛日記を書けるようになった私です。 この先どーなる!?

 

 四十路マチ子のコメント:

 ハイ、夫が出てきましたよ。新たな恋に目覚めたアラサーマチ子ちゃんです。なんかケータイ小説っぽい。中学生か。ごめんなさい、このコもだんだん地に足がついてくるので、生暖かい目で見守ってやって下さい。

プロフィール記事でも触れていますが、私達は文芸翻訳家のB師匠(いいオッサンがこんなアホ文書いてるけど、訳文は実にスバラシイ)の翻訳クラスで知り合いました。

「独身貴族」とか書いてるけど、要するに夫はこの頃ある種の「ひきこもり」だったんですよね。ひきこもり夫婦。

次回から、いよいよお付き合いが始まります。