自分のこと

女子英学塾

それは8月の終わりだった。 息子に宛てた10歳の誕生日の手紙を書き終え、図書カードと一緒に封をして投函したあと、私はほぼ20年ぶりで卒業した大学へと向かった。 息子の誕生日の翌日は養育費をめぐる調停の3回目で、その次の日は自分の誕生日だった。調停…

手紙

マチオ 10歳のお誕生日おめでとう。 お祝いに5000円分の図書カードを送ります。 本屋さんで、お店の人にこのカードを渡して本を買って下さい。お財布に入れてなくさないように気をつけて。どの本を買うか、あと何円分残っているか、引き算して、よく考えて使…

街場の女

(2017年6月15日の夫宛てメール) 先日のあなたからの対案について考えました。話をまとめると、以下のとおり。 ・私に出て行くと言われてから急遽考え、海外に2年くらい英語の勉強をしに行こうかと思っている。できれば(本人の父親の)一周忌前の10月くら…

プロポーズから離婚宣言まで

このブログを細々と読み続けて下さっている貴重な読者のみなさんは、前回の離婚宣言にさぞ驚かれたかと思います。星もつけられず、どう反応したらいいのかもわからず、固唾を飲んで次の記事を待たれていた方もいるかもしれません。意表を突いてしまい、すみ…

夫への返信(離婚宣言)

夫へ 手紙読みました。ブログも読んでるよ。 結局、ずっと書いてなかったのね? そして、これを機に書き始めたと。 もう全部、正直に言うよ。 まず、手紙について。 内容以前にまず愕然としたのは、文章があまりに酷いこと。 あの文体はハルキもどき? 辻仁…

湖畔にて

先月末に休暇をとって、湖畔のリゾートに泊まりました。 4月以後、息子は小学生になり、私は仕事が多忙を極め、帰宅すると、夫が用意してくれた夕食を取りながら、夕食と入浴を済ませた息子の宿題と翌日の持ち物準備に指示を出しつつ、その日の話を聞く、と…

無糖ミルクコーヒー

東京は山と谷の都市である。先月末から働き始めた職場の最寄駅は、都心の谷底のさらに地下にあり、そこからオフィスビルまでは何基ものエスカレーターを上り継いでやっと辿り着く。そのビルは「山」の名を冠する土地のいちばん高い地点、つまり山頂にあり、…

曲がり角のあれこれ

ふぃー、ご無沙汰しています。このひと月半のあいだに、色々とありました。女四十は、やはりひとつの曲がり角のようです。 4月中旬、本格的に転職活動を始めました。3年前の転職時に作った履歴書と職務経歴書をリファインし、いくつかの転職サイトに登録する…

「ある恋愛」のフィールドワーク報告(成功例)はじめます。

二村ヒトシ著『すべてはモテるためである』のSkype読書会に関する参加者の皆さんの感想エントリを、楽しく拝読しました。この本、以前から面白そうだなーと思いつつ、未読のままなのです。 ※ご注意※ このエントリはSkype読書会の感想記事から着想を得ただけ…

外資系の泳ぎ方

※ご注意※ このエントリは、外資系企業で働くための一般的なノウハウなどを書いているわけではありません。あくまでも私個人の経験に基いた、自分なりの教訓のようなものを書いています。ですので、外資系企業で働く方でも「いや、関係ないでしょ」と思われる…

今年は本気で書きます。

松の内もすっかり明けてしまいましたが、今年もどうぞよろしくお願い致します。 年明け最初のブログに相応しく、今年の抱負を掲げてみます。毎年、わりと律儀に前年の振り返りと翌年の目標設定をするタイプです。「出産前の体重に戻す」「ステキインテリアの…

「受けとめまくります」と言える人でありたい

ご無沙汰しています。 最近、珍しく仕事でちょっと困っています。 「最近」といっても、実はずっと潜在していた問題が、ここに来てクローズアップされてきただけなのですが。 2年前に転職したことはこちらのエントリで書いたとおりですが、うちの職場、実は2…

アエラのワーママ白書にウンザリした女子たちへ

アエラ10月6日号(9/29発売)のワーママ白書を読みました。 朝日新聞出版 最新刊行物:雑誌:AERA:AERA 2014年10月6日号 実は、先月上旬にアエラの記者の方から取材ご依頼のメールをいただいていたのですが、最近ずっと通信制大学の課題にかかりきりでチェ…

ワーママだけど大学生もやってます。

2年前の4月、私はある大学の通信制学部に3年次編入しました。芸術学を専攻しています。 フルタイムで働き育児をしながらの学問。当然のことながら、取れる時間は限られています。3年目の今年こそ卒論準備のゼミに入り、来年卒論を書いて、息子の卒園との同時…

ワーキングマザーはネットで群れる。

これが、ワーキングマザー歴4年目のいま実感していることであり、ブログを書くうえでの大きな壁でもあります。 でも、私はこのブログを、ひとりのワーキングマザーの立場から、主にワーキングマザーではない人たちに向けて発信する場にしたいのです。 そう思…